不整脈(期外収縮)が止まらない、なんてことは普通は起きないこと。
自分がこうなる前はそう思っていました。
この記事は著者が不整脈を治すためにとった対策をまとめました。
この記事は著者の体験談です。この記事を参考に医学的な判断はしないようお願いしますm(_ _)m
この記事はこんな読者のためにまとめました。
- 不整脈持ちの人の話を聞いてみたい
- 医師に相談しても不整脈の原因は不明と言われ困っている
- 薬を飲んでも不整脈が止まらない
- いろんな医師に相談しても解決できない
- 自分で不整脈について勉強したい
少しでも参考になれば幸いです。
不整脈が出る前の生活
実は不整脈が出る前も著者の体には異変が起きていました。
不整脈が出る1ヶ月ほど前になりますが突然右目の中央付近が「ぼんやりと真っ暗」になるという事がありました。
その1ヶ月後に「不整脈が止まらない」現象が起きました。
まず目に異変がおきたため、これやばいんじゃないか・・と不安を抱え眼科へ。
診断は「中心性漿液性脈絡網膜症」というものでした。
原因はストレスである事が多いとのこと。
確かにその時期は仕事の負荷が高く、土日も業務をする日々が続いていました。
先生から薬とサプリを処方してもらい帰宅。
目が見えないので仕事が捗らなくなった事で仕事の生産性はガタ落ちでしたが、同時期に業務が落ち着いてきたので仕事とのバランスはなんとかとりながら薬を飲んでいつもの社畜ライフを過ごしていました。
1ヶ月もすると随分見えるようになって、ほぼ治ったかな?というくらいまで回復しました。
不整脈が出た後の生活
ほっとしたのも束の間、不整脈が止まらない現象が起きました。。
早朝に息苦しさから目が覚め、なんか脈がおかしいぞ・・・寝ても立っても歩いても苦しい・・・
そのまま午前中に循環器内科を調べて診察してもらいに行きました。
診断結果は「期外収縮 右脚ブロック」でした。原因は不明。
原因がストレスなんじゃないか?という仮説を立てていたので心療内科でも症状を伝えてみたところ、診断は「抑うつ状態」でした。原因はまたしても不明。
…これまで3人の内科医と1人の心療内科医に見てもらいましたが、どこで聞いても原因は不明。 なるほど。。そんなこともあるんですね。 「風邪ですね!この薬で治りますよ」
という感じの返事を期待していましたが、理由がわからないのはちょっと悲しいですね。 自分で手探りで探すしか無いのか。という形です。
とにかく医師に頼る事もできず、体はこわれているということでこれはやばいと思い自分で仮説を立てて検証していくことに。 おそらくストレスだろう。と目星をつけて行動をはじめました。
取り急ぎ出席しなくても良さそうなミーティングはなるべく外してもらい、自分の業務だけ終わらせて定時で上がる作戦を実行していましたがなかなか改善しませんでした。
そうとなるとこの生活自体に原因なんじゃないかということで、業務量を減らすのではなく、休職という選択肢を取るために動き始めました。
休職をしました
休職してからは主に以下のことを日々こなしました。
- 日々のルーティンワークを作る
- 散歩を1時間
- カフェインを取らない
初めの数週間はあまり変わりませんでした。
ただ、1〜2ヶ月と経過するごとに徐々に体調や気分がよくなっていったのを感じました。
不整脈の薬について
薬は症状を緩和する薬を毎日飲んでいましたが、効果のある薬が見つかったのは3つ目の飲み薬でした。
効果のある薬を見つけるまでに発症から3週以上かかりました。その間はずっと寝れない苦しい日々だったので薬が見つかってからはほっとしました。
ところが、その薬も1ヶ月もすると効果がなくなってきました。そこで量をどんどんと増やしていくことになりましたが、2ヶ月経過したあたりで不整脈の頻度が少なくなり、薬も飲まない日が増えました。
そして休職3ヶ月が経過したころ、そろそろ仕事を初めるための検証をしてみようということでデスクに5日間向かってみたのですが、5日目あたりから不整脈が頻発。仕事を止めた次の日も頻発。その次の日も・・・
そうして振り出しに戻りました・・・
ちょっと反省しているのは、仕事検証時にこれまで毎日していたルーティンが崩れました。具体的には散歩の時間が半減し、読書などのリラックスタイムもほぼ0に。
どうやら以前と同じ仕事のやり方をすると負荷が高すぎるようです。そのため仕事の時間を制限して、散歩と読書などの時間をマストにした日々に切り替えていくことにしました。
今の所はうまく行っていますが、この状態ではまだフルタイムの仕事への復帰は難しいなと感じてるそんな日々です。
不整脈の改善のために行った対策
ここからは不整脈改善をするために取った対策を紹介していきます。
休職する
日々の生き方の見直しができて非常に有意義です。キャリアを考えると少し勇気がいりますね。でもキャリアなんぞ、健康の大切さには遠く及ばないです。
生活習慣を改める
不整脈は生活習慣病的な側面もあるので、自分に合った健康的な生活習慣ってどんな暮らしだろう?という面を個人個人で考える大切さを感じました。
カフェイン・リセット
カフェインをリセットすることで、不整脈が減るという情報があります。カフェインリセットについては 別記事「カフェインリセット」 にて詳しくまとめていますので、気になる方はどうぞ。
毎日1時間の散歩
コロナで在宅勤務の方は特にですが、私もその手の人間です。
運動習慣は必須、散歩はリラックスできて非常に有意義だとあらためて実感しました。
毎日朝の運動と瞑想
朝の軽い運動(15分くらい)と瞑想を行うと、なんだか気分が乗ってきます。そんな簡単な事でこんなに気分が変わるもんなんだね、と気付かされました。
不整脈の計測に使用した機器
不整脈が出ているけど、実際にデータとしてどんな不整脈が出ているのか気になることが多かったです。
いつもよりも苦しく感じたり、違う感覚だったり。そういうことから不安になり、ストレスにつながる可能性があると思い、不整脈が出てから著者は以下の2つのガジェットを買いました。
- アップルウォッチ
- オーラリング
この2つは現時点でなくてはならない大事なものになりました。「アップルウォッチの心電図計」は機能として十分ですし、「オーラリングの睡眠時の心拍測定」は非常にわかりやすいです。
寝ている間に不整脈が出ていないか心配だったのですが、朝見て不整脈でていない事をグラフで実感できるのは安心につながりました。
オーラリングについて気になる方は別記事「オーラリングについて」 をまとめていますので、気になる方はどうぞ。
不整脈や心臓の勉強用に読んだ本
医師に「原因不明」と言われても「わかりました」で終わらせる事なんてできませんよね。
自分の身は自分で守らないといけないということを痛感しながら、いろんな本を読みました。
中でも私が本当に出会えてよかったと思えた書籍をピックアップしておきます。
読者のみなさんの参考になれば幸いです。
不整脈 心房細動・期外収縮 心臓病の名医が教える 最高の治し方大全
こちらの本は本当におすすめします。
特にいい点は学術的な説明ではなく、yahoo知恵袋のような患者の質問に専門医で名医の先生方が一問一答で答える形式であること。しかも答えが非常に噛み砕かれておりわかりやすいです。
読者の皆さんの悩みもこちらの本にいくつか載っているのではないでしょうか。
弱った体がよみがえる人体力学
こちらの本ではっと感じた事は、人体はすべてつながっているということです。肩の関節や筋肉がいかに心臓に影響しているかなど。原因となる痛みの元が別の部位である可能性があることがこの本を読むとわかります。
動悸のメカニズムも人体力学の観点から解説されていて、納得感のある本でした。大変ありがたいです。
マインドフルネスストレス軽減法
こちらの本は自身のストレスを内面から向き合うにはどうすればいいか?という点で非常に読んでよかったと思える本です。「自分の感じていること」を認識するという事をこれまで私は全くできていませんでした。そういった習慣のスタート地点に立てて嬉しいです。
勉強になった動画
最近は教育系youtubeが流行っていたこともあり、医学のyoutubeも非常に進んでいますね。
書籍より動画のがとっかかりとして非常に学びやすいですし、解説されている先生方も現場の前線で活躍されている方ばかりです。知りたいことはなんでも「プロ」が動画を残している時代になりました。ありがたい。
「Dr. Kihei Yoneyama 心臓のお医者さん」の 心電図の読み方の動画 がおすすめで、素人でも納得できるほどわかりやすいです。何度も見返しました。わかりやすい動画を上げていただき非常に感謝しています。
まとめ
少しでもこちらの体験が参考になれば幸いです。
引き続き著者は不整脈根治に向けて頑張って前向きに頑張っていこうと思います!